A Salon
you'd visit yourself.
自分が通いたいお店を、11年つくり続ける。
Showers / Nail&EyeEmmy 代表・Miku
25歳で横浜・元町にネイルサロン「Showers.」を開業し、現在は「Nail&EyeEmmy」と合わせて2店舗を経営する Miku 氏。少人数サロンの強みを最大化する「属人性」と「世界観」の設計、そして11年愛される秘訣を聞いた。
READ THE STORYI'm Miku Showers / Nail&EyeEmmy 代表
「自分が通いたいと思えるお店」を、
横浜元町で11年、育て続けてきた。
祖母のマニキュアに魅了された幼少期を原点に、高校でネイルスクール、大学は経営学、卒業後はネイル商材ディーラーで営業経験を積む。25歳で開業すると決めていた Miku 氏は、24歳でディーラーを退職し、港区のサロンで1年間サロンワークを学び直した。
そして2015年、目標通り25歳で元町に「Showers.」を開業。前サロンのお客様は一切連れず、あえて遠く離れたエリアを選ぶという徹底ぶり。全ては「自分の努力で成し遂げたい」その一心だった。
- Showers.(元町)+ Nail&EyeEmmy(山手)の 2店舗経営
- 各店舗 4席、スタッフ計 4名の少人数サロン
- 主な客層:20〜40代 男女
- 「ただ可愛い」ではなく「世界観のある可愛い」を発信
My Path Miku の歩いた道
祖母のマニキュアに、魅了された日
幼い頃、祖母のマニキュアをこっそり使った時、爪が色づく可愛さに魅了された。両親が自営業だったこともあり、「いつか自分のお店はこんなお店にしたいな」と、いつも開業に憧れを抱いていた。
1年でサロンワークの技術と検定を取得
高校に通いながら地元のネイルスクールへ。1年しないうちにサロンワークに必要な技術と検定を取得。手を動かすスピードは、この頃から早かった。
「開業には経営スキルが必要」と気づく
技術だけでは店は続かない。そう感じた瞬間、進路を経営学に特化した大学へ切り替えた。理想の店をつくる準備は、この時から始まっていた。
ネイル商材ディーラーで、経営のリアルを学ぶ
より多くのネイル商材を知りたい・業界の人脈を築きたい・店舗視察を重ねたい──そんな理由でネイル商材ディーラーに就職し、営業職に配属。サロンワーク以外の「リアルな経営ノウハウ」と「接客の知識」を、ここで大量に吸収した。
最後の準備 ── 港区でサロンワークを学び直す
「25歳になったら開業する」と決めていた Miku 氏は、24歳でディーラーを退職。港区のネイルサロンで1年間、サロンワークの見直しとお客様対応を学び直した。準備は、いつも計画的だった。
元町で Showers. 開業 ── 全てを自分の努力で
目標通り、25歳で横浜・元町に Showers を開業。前サロンのお客様を連れて開業することは絶対に避けたいと思い、開業する事は誰にも言わず、あえて遠く離れたエリアを選択(笑)。「自分の努力で成し遂げたい」その意思の強さが、店の原点になった。
Showers + Nail&EyeEmmy の 2店舗体制へ
現在は Showers.(元町)に加え、Nail&EyeEmmy(山手)の2店舗を経営。各店舗4席、スタッフ計4名の少人数体制。開業から11年、20〜40代の男女に愛されるサロンを育て続けている。
必要としてくれる人がいる限り。
無理に店舗数を増やすのではなく、今のお客様に長く愛していただけるお店であり続けたい。スタッフそれぞれの得意や個性を活かした、次のステージも育てていく。
Conversations インタビュー本編
The Beginning 幼少期の魅了から、25歳独立まで
サロンを開業しようと思ったきっかけを教えてください。
幼少期、祖母のマニキュアをこっそり使った時、爪が色付く可愛さに魅了されました。両親が自営業だった事もあり、「いつか自分のお店はこんなお店にしたいなぁ」と、ずっと開業することに憧れがありました。
開業前のご経験を教えてください。
高校に通いながら地元のネイルスクールで技術を学び、1年しないうちにサロンワークに必要な技術と検定を取得することができました。しかし開業するには経営のスキルも必要だと感じ、経営学に特化した大学へ進学しました。
卒業後はネイル商材のディーラーへ就職し、業界での人脈作りと店舗視察を目的に営業職へ配属してもらいました。そこではサロンワーク以外に必要なリアルな経営のノウハウや接客についての知識を、たくさん学ばせて頂きました。
期間を決めて行動する事を心がけていたので、その後「25歳になったら開業する」ことを目標にし、24歳でディーラーを退職。港区のネイルサロンで1年間サロンワークの見直しとお客様対応を学び、目標であった25歳の年に、今の元町で Showers. を開業しました。
自分の努力で成し遂げたいという思いが強かった為、前サロンのお客様を引き連れて開業することは絶対避けたいと思い、開業する事は誰にも言わず、あえて遠く離れたエリアを選択しました(笑)。
Awareness First 認知されないと、集客は始まらない
開業当初はどのようにお客様を集めましたか。
当時はアメブロ、Twitter、Instagram、Facebook などSNSにひたすら投稿をし、予約受付は1箇所にまとめたかったので、全て Instagram へ誘導するよう意識して集客をしていました。
最初にうまくいった集客方法は。
色々な努力をしましたが、広告媒体を使った集客が1番大きかった気がします。「広告媒体を使わずに集客」という方法も今では多数あると思いますが、当時は新規の人に認知をしてもらう為には、やはり広告媒体が1番効果を感じました。
認知されないことには集客は難しい、と実感させられました。
Fans, Not Customers 「ファンになってもらう」ということ
「人が集まるサロン」に共通する要素は何だと思いますか。
「このスタッフさんにまた会いたい!」と思ってもらえるよう、お客様にファンになってもらう事が重要だと思っています。
逆に「人が来ないサロン」の特徴は。
技術や店内の衛生面は大前提として、接客の面でお客様の変化にどれだけ気づけるかどうかが大切だと思っています。「お客様の記憶に残らない=リピートしない」になっている気がしています。
お店のコンセプトはどのように決めましたか。
「自分が通いたいと思えるお店」をコンセプトにしています。デザインはもちろん、お店の雰囲気や過ごしやすさまで、私自身が「ここに通いたい!」と思えるかを大切にして作っています。
ターゲットは、私自身と似たような好みや感性を持つお客様を意識しています。お店の世界観やデザインを「好き」と思ってくださる方に来ていただきたいです。
Yearly Rhythm 年間計画とSNS世界観の設計
主な集客戦略を教えてください。
私自身は、1年間のおおまかなスケジュールを立て、閑散期・繁忙期に合わせたメニューやクーポンを事前に計画し、季節やイベントに合わせた集客を意識しています。
スタッフには「技術が上手い」だけではなく、トレンド感・世界観・提案力・お客様との心地よい距離感を大切にした接客をしてもらっています。私たちが目指しているのは、単に「ネイルをしてもらうお店」ではなく、スタッフやお店そのもののファンになっていただくことです。
貴重なお時間を使って来店してくださったお客様には、施術だけでなく、ちょっとした美容情報や近くの美味しいお店、趣味の話など、「今日来て少し得したな」と思っていただける時間を提供したいと考えています。
主な集客チャネルの割合は。
主な集客チャネルは、Instagram・Hot Pepper Beauty・LINE・お客様からのご紹介です。
- 新規:主に Hot Pepper と Instagram、ご紹介
- 既存:ほぼ LINE からの再来店
- 正確な割合は集計していませんが、体感でこの構成です
SNS運用で意識していることは。
今は Instagram がメインですが、Google にも力を入れ始めたところです。昔は施術した写真を全て載せていましたが、今はお店の世界観が伝わるような写真を選んで、統一感を意識しています。写真の鮮明さや動画も増やし、見ていて飽きない動きのある投稿も載せています。
来店につなげる工夫を教えてください。
デザインだけでなく、スタッフの写真や趣味、好きなものもあえてストーリーズで発信しています。「このネイリストさん、気が合いそう!」「話してみたい!」と思ってもらえるきっかけを作ることを意識しています。
トレンドのデザインやアイテムは、できるだけ早く取り入れ、幅広く取り揃えることを意識。「このトレンドもこのサロンでできるんだ!」と思っていただけるように発信することで、新規のお客様だけでなく、既存のお客様にも「次はこれをやってみたい」と思っていただけるきっかけを作っています。
Trust & Team リピートは、信頼とスタッフの空気感から
リピートしていただくために工夫していることは。
スタッフ全員がプロとしての意識を持ち、お客様のお爪やまつ毛のコンディションをしっかり見させていただいた上で、その時の状態に合った商材や施術をご提案することを大切にしています。普段の生活習慣もお伺いし、「こうした方がより綺麗な状態を保てますよ」といったアドバイスまで含めた丁寧なカウンセリングを心がけています。
その場で綺麗に仕上げるだけではなく、「次回も自分の状態を見てもらいたい」と思っていただけるような、信頼される接客を意識しています。ご新規のお客様には、感謝の気持ちを込めてちょっとしたお礼のメッセージカードをご用意するなど、来店後にも「ここに来てよかった」と思っていただける小さな工夫も大切にしています。
リピーターが多い理由は何だと思いますか。
スタッフ同士の空気感も大きな理由の一つだと思います。担当したスタッフだけがお客様と会話するのではなく、自然に他のスタッフも会話に入れるような、巻き込むような雰囲気づくりを意識しています。
特にうちのサロンは、「前回の話の続きをしたい!」と思ってご来店くださるお客様が多い気がしています(笑)。
メニュー・価格設計の考え方は。
メニューは多く作りすぎず、できるだけわかりやすいメニューだけを設定しています。施術時間は、お客様が苦痛にならない時間設定を心がけています。
価格は周辺のサロンの相場に合わせるのではなく、使用する商材や技術、スタッフの技術力などを総合的に考えて設定しています。
Learn from Failure やってよかった業務委託、失敗した価格設定
やってよかった施策はありますか。
働き方の選択肢として業務委託を取り入れたことです。スタッフそれぞれの働き方に合わせて、無駄な時間を減らしながら効率よく働ける環境を作ることができたと思います。また、業務委託という働き方にしたことで、一人ひとりが自分の仕事や売上に対してより責任感を持つようになったと感じています。
逆に、失敗談があれば。
新しいスタッフの集客のために、かなり価格を抑えたクーポンを出したことです。集客自体はうまくいき、一日を通して予約が入るようになったのですが、忙しく働いている割に売上が伸びず、スタッフのモチベーションが下がってしまったことがありました。
この経験から、単純に予約を埋めることだけを目標にするのではなく、スタッフが無理なく働きながら、きちんと利益ややりがいにつながる価格設定と集客を考えることが大切だと学びました。
サロン・美容業界にも通じる差別化のポイントは。
常にアンテナを張っておくことだと思います。自分の中のこだわりや固定観念にとらわれすぎず、新しいものを柔軟に受け入れることが大切だと思います。
時代やお客様のニーズは変化していくので、「今までこうだったから」に固執するのではなく、良いと思ったものは積極的に取り入れながら、自分たちのスタイルも時代に合わせて変化させていくことが重要だと考えています。
What I Value 大切にしていること
-
自分が通いたい店を、つくる。
デザイン・雰囲気・過ごしやすさ、すべてを「自分自身が通いたいか」で判断する。感性が近いお客様が集まる店になる。
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お客様の変化に、気づく。
「お客様の記憶に残らない=リピートしない」。技術や衛生は大前提、その上で"接客で覚える"がリピートの起点になる。
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スタッフの人柄を、発信する。
施術写真だけでは伝わらないスタッフの人柄や趣味、好きなものをストーリーズで発信。「気が合いそう」から来店が始まる。
-
予約より、やりがいで動く価格設定。
安すぎるクーポンで予約は埋まっても、スタッフのモチベーションが下がる。無理なく利益ややりがいに繋がる価格設計が大切。
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スタッフが生き生き働ける環境を。
スタッフが楽しそうに働いているお店には、その雰囲気がお客様にも伝わる。働きやすさと"自分らしく働ける"を両立する。
Find
your own strength.
サロンを経営していると、嬉しいことだけではなく、悔しいことや思い通りにいかないこと、さまざまなトラブルもあります。
それでも、どんな時も目の前のお客様に真摯に向き合うことを大切にしてほしいです。
集客に悩んでいる方は、まず自分のサロンの強みを見つけてみてください。自分たちにしかない強みや、他店との差別化できるポイントを見直すことも大切です。
